イラストや漫画をデジタル機器で制作するとき、もっと時間短縮したいのに手持ち型左手デバイスだけではボタンが足りないし、設置型左手デバイスでは腕や肘が痛くなると悩んでいる方も多いはず。
- shift
- ctrl[command]
- alt[option]
- Space
で4つボタンを設定すると、手持ち型左手デバイスに割り当てられるキーは限られます。
手持ち型左手デバイスだけでは、不便な場面も出てきます。
また、ずっとおなじ位置の設置型左手デバイスでは押すたびに腕や肘に負担がかかります。
なんとか改善したいです。
そんな方に向けて、設置型左手デバイスを使って時間短縮をできるようにする記事を書きました!
記事前半では設置型左手デバイスの5種類の特徴をイラスト付きで、後半では設置型左手デバイスを使った作業環境の改善方法を紹介しますので、ぜひ読んでみてください!
手持ち型左手デバイスと違い、置いて使うので安定感のある製品が多いです。
サイズも意外と大きいものがあるので、購入するときはぜひ実物を確認して自分の手になじむか、自分の環境に合うか確認しましょう。
ポイント
設置型左手デバイス5種類についてイラスト付きで徹底解説!
設置型左手デバイスの操作時の時間短縮方法を紹介します!
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設置型デバイス5種類の特徴
設置型左手デバイスはイラスト作業をすることを最優先に考えたとき5種類にわけらます。
- キーボード型左手デバイス
- マウス型左手デバイス
- ダイアル型左手デバイス
- PCゲーム用左手デバイス
- 上記の特徴の混合型左手デバイス
になります。
それぞれをくわしく説明します。
キーボード型左手デバイス

キーボード型はタイプが豊富で、テンキーのみの小さいものからフルサイズまで選べます。
机の上のスペースに問題がなければ、ボタン数最重視の方はフルサイズのキーボードを選べば間違いがありません。
マウス型左手デバイス

マウス型はゲーミングマウスでボタン数が多いものを選びましょう。
右利きの人にも左利きの人にも対応しているものがあるので配置しやすいです。
トラックボールつきのものもあります。
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ダイアル型左手デバイス

ダイアル型は回転機能がウリのデバイスです。
ペン先のサイズや画面の回転を割り当てるなど意外と直感的に使えるシーンが多いです。
PCゲーム用左手デバイス

PCゲーム用左手デバイスはジョイスティックが着いてるものがあります。
ゲームのコントローラに似た動きも可能です。
混合型左手デバイス

混合型左手デバイスはキーボード+ダイアルなどいくつかの機能を合わせ持っています。
ちょっと値段の張る製品が多いですが好みに合っていたら満足度は高いです。
以上、設置型左手デバイス5種類について説明しました。
手持ち型左手デバイスと違い、置いて使うので安定感のある製品が多いです。
サイズも意外と大きいものがあるので、購入するときはぜひ実物を確認して自分の手になじむか、自分の環境に合うか確認しましょう。
設置型左手デバイスの設定方法
設置型左手デバイスはほとんどの製品が、パソコンに繋いで製品に付属した割り当てソフトで設定をすれば使えるようになります。
説明書を読めばキーの割り当てができるので、手持ち型左手デバイスよりは設定しやすいです。
イラストや漫画をデジタル機器で制作するとき、左手デバイスはより快適な作業環境をつくる手伝いをしてくれます。
ご自身の効率や好みを考慮して、最適な作業環境になるよういろいろ試してみましょう。
設置型左手デバイスで作業環境を改善
設置型左手デバイスは使いこなせれば時間短縮が可能です。
その理由は2つ。
- よく使うショートカットの重要性の把握
- 手持ち型左手デバイスでは足りないボタンを設置型左手デバイスで補える
です。
順番に説明します。
よく使うショートカットの重要性の把握
ショートカットをどちらのデバイスに設定するかは、自分がよく使うコマンドを理解して、優先順位をつける必要があります。
なぜなら物理的にボタン数には限りがあります。
たとえば
- shift
- ctrl[command]
- alt[option]
- Space
は修飾キー設定でツール毎にツールシフト(ツールの一時切り替え)ができるので、最優先です。
ツールシフトの詳しい説明はこちらの記事をどうぞ。
-
左手デバイスに修飾キーを割り当ててツールシフト機能を活用しよう!
続きを見る
それから
- バケツ
- ブラシ
- 選択範囲
- 保存
- コピー&ペースト
など、お好みで使用頻度の高いショートカットを設定していきます。
ですので時間短縮するためには、ボタンを押しやすい順の
- 手持ち型左手デバイス
- 設置型左手デバイスやファンクションキー、オンスクリーンコントロール、クイックアクセス
で埋めていくと効果的です。
優先順位表をつくり、各デバイスにショートカットを設定しましょう。
手持ち型左手デバイスでは足りないボタンを設置型左手デバイスで補える
なぜなら、手持ち型左手デバイスの欠点を設置型左手デバイスで補えるからです。
たとえば「作画に絶対使うけど、手持ち型左手デバイスじゃボタンが足りずに設定できない!」という経験をされた方は少なくないはず。
そこで手持ち型左手デバイスを持ちながら、設置型左手デバイスを押せるような配置にしましょう。
- 手持ち型左手デバイスのデメリットであるボタン不足
- 設置型左手デバイスのデメリットであるずっと同じ場所に腕を固定しなければならない
という点を気にせずに使えるようになります。
これで今後ショートカットの問題で悩むことなく時間短縮ができるようになるでしょう。
以上2つの理由から、設置型左手デバイスで作業環境を改善する方法を解説しました。
まとめ
最後に、ご紹介した内容をおさらいしてきましょう。
- 設置型左手デバイスには5種類の特徴があること
- 設置型左手デバイスにはほとんどの場合割り当てソフトが付属していること
- 設置型左手デバイスで作業環境を改善するには、よく使うショートカットを把握して手持ち型左手デバイスの欠点を設置型左手デバイスで補うこと
このように、設置型左手デバイス5種類の特徴と操作時の作業環境の改善方法を紹介しました。
ぜひ使ってみてください。
腕や肘の負担を減らす液タブの使い方について詳しくまとめたので、以下記事で確認してみてください!
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ではでは。楽しい創作活動を!