創作

野外スケッチ撤収前の3つのチェックポイント【タブレット向け】

モチーフとイーゼルをいっしょにスマートフォンで撮影するくま

野外スケッチを描き上げて、帰宅後なんだか手を加えたくなったことはありませんか?

  • 「時間に追われて急いで描いたけどなんかちがう」
  • 「描いてから数カ月して絵をなおしたくなった」
  • 「イメージどおりの絵に描きなおしたい」

など作品を仕上げた経験のある方は、一度は感じますよね。

ですが時間が経ってからの再制作や加筆は、季節の変化や天気などを考えると同じ条件で描くのが難しかったりします。

できれば改善したいです。

この記事では、野外スケッチの撤収をする前に気をつけるポイントを3つ紹介しますので、ぜひ読んでみてください!

ポイント

  • ラフスケッチを頼りに創作物を見直す
  • イーゼルを置いた場所を記録する
  • どこが描きたりないかメモをとる

という3つのポイントを初心者にもわかりやすく紹介します。

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野外スケッチの撤収前のチェックポイント

タブレットを使った野外スケッチでは、帰宅前に記録すると便利な情報があります。

その情報は加筆、修正の参考になるのでぜひとっておきましょう。

なぜなら、創作活動中はハイになっているので自分の作品を冷静に判断できません。

撤収する前に、必要な資料や作品のイメージを確認しましょう。

必要なポイントは3つあります。

  • ラフスケッチを頼りに創作物を見直す
  • イーゼルを置いた場所を記録する
  • どこが描きたりないかメモをとる

1~3を順番に解説します。

ラフスケッチを頼りに創作物を見直す

ラフスケッチの作り方についてはこちらの記事をどうぞ

景色そのものは持って帰れないので、ラフスケッチを頼りに加筆、修正することになります。

具体的にいうと

「現地で描いたときに作品をみた印象と、蛍光灯の下でながめる印象はずいぶん違う」

「なんだか全体的に薄暗い絵になった」

など、時間が経ってから野外スケッチの創作物を見直すと、違和感が出る場合がよくあります。

今は直したいところがわからなくても、しばらく創作物を眺めない冷却期間を置くと目に新鮮な感覚がもどってきます。

この冷却期間を過ごした後の加筆、修正にも役立つラフスケッチを作りましょう

また、 屋内、明暗、色温度など制作時の条件と違う場所で創作物をみるとやはり印象は変わります。

このときの手の加え方はどこで見たい、見せたい絵なのかを考えて、見せたいところの条件に合わせましょう。

以上から、写真だけではなく自身の印象をまとめたラフスケッチで、作品の方向性が希望に沿っているか見直しましょう。

方向性が合っていれば時間が経っても心穏やかに加筆、修正できます。

イーゼルを置いた場所を記録する

モチーフとイーゼルの距離や角度、高さなどがわかるような写真を撮りましょう

もしもう一度同じ場所で季節を変えて描きたいと思ったとき、その情報は有益です。

数日後に続きを描く場合も、半年後に連作を描きに行く場合でも同じ場所にたどり着きやすくなります。

そのため、イーゼルを置いた場所を記録しましょう。

どこが描きたりないかメモをとる

撤収前にどこが描きたりないかメモをしておきましょう。

時間が経つと忘れてしまうことがあります。

たとえば、スケッチしていると、だんだん「ここらへんをもっと描きたい」と感じる部分が増えます。

しかし時間がたりないと、その描きたい部分に手をつけられず終わってしまいます。

そのまま創作物に冷却期間を置いておく場合、どこを描きたかったのか忘れる可能性が高いです。

そのため、モチーフを見慣れた目で描きたい部分の特徴をメモしましょう。

「ハイライトをくっきり」とか「色を鮮やかに」とかかんたんなもので十分です。

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まとめ

野外スケッチの撤収前のチェックポイントは以下の3つです

  • ラフスケッチを頼りに創作物を見直す
  • イーゼルを置いた場所を記録すること
  • どこが描きたりないかメモをとる

大切なのは、現地で作品を見直す習慣をつけることです。

撤収前に加筆、修正の方向性を決めて忘れずに記録しましょう

ご紹介した内容を実践すれば、初心者の方でも撤収前に資料を揃えられます。

創作活動に役に立つのでやってみてください。

ではでは。楽しい創作活動を!

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